老後資金の不足がクローズアップされ、お金の知識を若いうちから身につけようと勉強する人が増えています。
お金に関する基礎知識をまとめた本はたくさんありますが、表面的なことすぎていまいちピンと来ないことってありますよね。
私も何冊か読みましたが、単語は何となく覚えられるものの、なかなか理解はできずにいました。
いつになったら基礎から抜け出せるのか・・・。難しいことはまだわからない、基礎知識をとにかくわかりやすく教えてくれる本はないものか・・・。
こちらの記事では小林義崇先生著「すみません、金利ってなんですか?」の読書レビューをまとめます。
- 「すみません、金利ってなんですか?」を読んだきっかけ
- 「すみません、金利ってなんですか?」の内容は?
- 「すみません、金利ってなんですか?」を読んだ感想
【すみません、金利ってなんですか?】読んだきっかけ
「すみません、金利ってなんですか?」を読んでみようかと思ったきっかけは、金融知識に関するモヤモヤを解決してくれる本だと感じたからです。
お金のことにもっと詳しくならなければ、という問題意識は以前から持っていました。
そして、去年の今ごろからフリーランスとなり、この身1つで世間を渡っていかなければならなくなった私。初めての確定申告を前に、お金のことに詳しくなりたい気持ちは、ますます強くなります。
正直なところ、”誰でもわかる”、”一番最初に読む”、”世界一わかりやすい”のような文言がタイトルに入った本は既に何冊か読んでいました。
しかし、それらを読んでも、なかなか金融知識の理解は進みませんでした。
基礎的な内容の本は、浅く広く内容をまとめてあります。単語は頭に入ってきますが、他人に説明ができるようなところまで、読んですぐ理解できるかというと、難しいところです。
私も、なんとなく知ってる単語は増えてるんだけど、意味はよくわからない、というところで止まっていました。
それでもやっぱり、優しく説明してくれそうな本を探してしまいます。私にもわかるように、説明してくれる本はないものか・・・。
そんなときにこの本「すみません、金利ってなんですか?」に出会いました。
タイトルを見て思いました。
そう!!金利っていったいなんなのさ!!笑
金利って言葉は知っている、なんとなくの意味もわかる、でもなんかわかってない気がする!というモヤモヤって、ちょっと金融知識を勉強し始めた人にあるあるだと思いませんか。
少し内容を確認してみると、お金にあまり詳しくない編集者が、お金のプロに疑問点を質問するかたちで、金融知識の理解を深めていく内容でした。
登場する編集者の方の疑問と私の疑問の重なる部分が多く、この本を読めばお金に関するモヤモヤが解消されるかも、と思い読んでみることにしました。
【すみません、金利ってなんですか?】それが聞きたかった!!連発
それ私も聞きたかったんです!と、読んでいて何度もうなずいてしまいました。
お金について学びたい編集者・梅田直希さんが、元国税専門官でお金のプロ・小林義崇先生にインタビューする形式で内容は進んでいきます。
図解が多く、会話文ばかりなので、本を読むのが苦手な人でも気軽に読み進めることができますよ。
取り扱っている内容は、税金のこと、年金のこと、投資のことなど多岐にわたります。どの分野でも素人が行き詰るポイントを押さえて、わかりやすく解説がされています。
ただ、網羅的に基礎知識を集約したタイプの本ではないので、他の本を読んでみて、わからないことがでてきた段階の人におすすめな本です。
【すみません、金利ってなんですか?】読んだ感想
編集者・梅田直希さんのぶつける質問が、私もわかってなかったところにあてはまりすぎて、読んだ後は疑問点が解消されてかなりすっきりしました。
特に、日経平均株価とトピックスのどちらを見ればいいのか、という質問のところで、
株価という単位そのままに全体的な株価動向をわかりやすく知りたいなら日経平均株価
1社に振り回されるリスクを抑えて景気の動向をつかみたい人はトピックス
と説明されていて、なるほど!!と目から鱗でした。
素人でもわかるように表現を変えて説明してくれるので、読み進めるうちに、そういうことか!!がどんどん増えていきますよ。
まとめ
「すみません、金利ってなんですか」を読んで、ずっと感じていた金融知識にかんするモヤモヤが解消されました。
質問の観点が的を得ていて、1つ1つについて素人にもわかる表現で説明してくれるので、お金に関する理解が深まります。
お金の勉強を始めてみたけど、なんだかよくわからないな、と思っている方におすすめの本です。
ぜひ読んでみてくださいね。
- 「すみません、金利ってなんですか?」で金融知識のモヤモヤを解決
- 「すみません、金利ってなんですか?」はインタビュー形式で読みやすい
- 「すみません、金利ってなんですか?」はなるほど!の連続