働き方の選択肢が増え働く場所が会社に限定されなくなったことで、作業する環境が整っているコワーキングスペースの利用を考える人が増えてきています。
コワーキングスペースの利用方法にはドロップインと月額制があるため、自分の利用イメージにあわせた料金体系を選択することが必要です。
この記事では、コワーキングスペースを利用してみたいと思っている方のために、ドロップインと月額制それぞれの特徴と、コワーキングスペースを利用する流れをまとめていきます。
ドロップインか月額制かを選ぼう
コワーキングスペースを利用する際には、ドロップインと月額制のどちらで利用するかを選ばなければいけません。
ドロップインとは、利用した時間の分だけ料金を支払う従量制です。
時間単位で料金が決まっていて、利用時間が長くなればなるほど料金が加算されます。〇時間以上は料金が変わらないなど、上限が設けられている場合もあります。
一方で月額制は、月ごとに契約し料金を月額でまとめて払う方法です。
プラン内容によって違いがあり、平日もしくは土日のみ利用できるプランの他、夜のみ利用できるプランのように時間帯が指定されています。
プランによっては月ごとの利用回数が決まっている場合もあるので、契約の際に内容をしっかりと確認しておきましょう。
ドロップインのメリットとデメリット
メリット
ドロップインには月額制のような事前審査がなく、利用登録をすればすぐに利用することができます。
気軽に利用開始できるので、気になっているコワーキングスペースを一回試しに使ってみたいという場合にも便利ですね。
月額会員のようにプランごとの時間帯指定があるわけではないので、行きたいなと思ったときに立ち寄ることが可能です。
結果的に1回しか利用しなかった場合も利用した分しかお金がかかりません。今後ずっと使い続けられるか心配という方はドロップインを選びましょう。
デメリット
ドロップインだと月額制に比べて時間単位の料金が高くなります。コワーキングスペース運営者としては月額制で契約してほしいはずですので、当然と言えば当然ですね。
さらに、ドロップインでの利用だと必ず席が確保されているわけではありません。
月額会員になれば専用スペースが与えられることもありますが、ドロップインだと共有スペースのみの利用になるため、席の保障はされていないのです。
ドロップインがおすすめなケース
- 出張先で一時的に使う場所がほしい
- 長期間使い続けられる自信がない
- 試しに使ってみて、良さそうであれば定期的に利用したい
- 1か月間の利用頻度が少ない
- 普段仕事をする拠点が他に用意されている
など
月額制がおすすめなケース
- 登記や郵便ポスト利用などのオプションを利用したい
- それなりの頻度で利用する予定がある
- 専有スペースで落ち着いて仕事がしたい
- 利用する時間帯が決まっている
- 仕事の拠点となるオフィスを探している
など
コワーキングスペース|使用開始までの流れ
ドロップインの場合
- 初回登録する
- チェックインする
- チェックアウトする
ドロップインでコワーキングスペースを利用する場合、簡単な個人情報の登録をすませればすぐに利用開始することができます。
クレジットカードでの支払いとなるところがほとんどです。受付に人がいれば担当の方が対応してくれますが、無人のオフィスの場合は専用端末で手続きを済ませます。
利用開始の際のチェックインと利用終了の際のチェックアウトを忘れずに行ってください。
またオフィスによってはドロップインだと利用できるスペースが制限されることがあるので、事前にホームページなどで確認して行きましょう。
月額制の場合
- 内覧を申し込む
- 事前審査
- 契約
- 利用開始
月額制で契約する場合、まずは内覧の予約をして実際にオフィスを見にいく必要があります。多くのシェアオフィスで内覧は必須となっていて省略することはできません。
その後、必要書類を準備し運営会社による事前審査へ。簡単な面談が行われるところもあります。
無事に審査を通過すると利用開始日などを決めて契約完了です。
コワーキングスペース|選ぶときのポイント
コワーキングスペースを選ぶときには、以下のようなポイントに注目して選びましょう。
- 使いやすい場所にあるか
- 料金プランは利用頻度・時間帯があっているか
- コピー機、フリードリンク、ロッカーなど使いたい設備が料金に含まれるか
- 利用者層、オフィスの雰囲気はどうか
- セキュリティ対策はされているか
など
まとめ
ドロップインと月額制にはそれぞれ特徴があり、自分の利用イメージにあわせて料金体系を選ぶ必要があります。
使いたいときにスポットで使いたい場合はドロップイン、腰を据えて月に何度も使いたい場合は月額制がお得です。
どこまで設備を利用できるのかや必要な持ち物はコワーキングスペースごとに異なりますので、不明点がある場合は運営会社に問い合わせて教えてもらいましょう。